診療内容・専門分野
漢方外来は2005年4月から開設された新しい診療部門です。漢方は大きく分けて、漢方薬の使用による薬物療法と、鍼治療による生体への直接的刺激療法があり、その基本理念は体質調整,体質改善にあります。また現在、医療の中心的役割を担っている近代的西洋医学とは相反するものではなく、両者を相互主体的に応用することにより、疾患への適応範囲が広がり、治療効果もより増大するものと考えています。また当外来は、身体・心理・社会・実存医療モデルに立脚した全人的医療の実践に努めます。すなわち「病気」のみを診るのではなく、「今ここで苦しんでいる人」を診る姿勢で診療に臨んでいきたいと考えています。当外来では東洋医学専門医2名で診療にあたり、西洋医学単独ではうまく問題解決に至らないような難治性疾患、また機能的疾患から日常よくみられるような肩凝りのような疾患まで幅広く診ていきたいと考えています。最後に今まで診断がついていない、あるいははっきりしないケースについては、できるだけ西洋医学的な診断,病名をつけ、その上で漢方的な方法単独、あるいは西洋医学的療法と併用していくか、場合によっては西洋医学的方法を優先させるなどを検討し、治療効果が充分にあがり満足していただけるような診療に努めていきたいと考えています。
(C) COPYRIGHT TOHO-UNIVERSITY ALL RIGHTS RESERVED.